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私の心はこんなにも

ティア…馭車…ペンダント…形見……?
タルタロス……エンゲーブ……
『…じぇ……?』

「起きて!」
ボーっとする頭を振って辺りを見渡す。
ここは……さっき夢で見た……
「私はティア、どうやら貴方と私の間で擬似超振動が起きたようね。」
しばらくティアって奴が喋ってるのを聞いてた。
なんでヴァン師匠を襲ったのかとか、気になることがいっぱいあったんだけど、最後に一瞬、
本当に一瞬出てきた赤い眼の男のことが気になって。
いつも夢の終りに見るあの男のことが。
その瞬間俺の声なのに俺じゃない奴の声が聞こえるんだ。
悲しそうに「俺を見つけて」って言う声が。
「ごめんなさい、責任はと……」
「あー!!!」
「へ!?何!?」
すっかり忘れてた!薬……あぁぁぁぁ~…………
「どうかしたの?」
言えるかっつの!薬がないと男じゃなくなる、なんてなさけねーこと誰が言うもんか。
「なんでもねぇ。とにかくはやくここ抜けようぜ。」
「えぇ……。」

途中で実践のレクチャーを受けながら何とか渓谷を抜ける。
(あー、居やがった。馭車。)
ティアがペンダントを渡そうとする。
(なんか、あのペンダントのせいで苦労するっぽかったなぁ。)
「これでいいだろ。」
ブレスレットを外して馭車に渡す。
「ルーク、ダメよ。ただでさえ私のせいで……」
「あー!いいんだよ!なんか遠い血縁とかいう奴がくれた奴だし、別にいらねぇし。」
金で出来たブレスレットには、丁寧な炎の模様彫りと小さなダイアがちりばめられている。
「こ、これは……。」
見るからに、超がつく高級なブレスレットを渡され、男は息を呑んだ。
売れば一生を遊んで暮らせるだろう。
急いで辻馬車を掃除しにいった馭車を見送り、ルークはタタル渓谷を一望する。
いまさらながらに外にいるんだ、という実感を噛み締めていると、ティアが小さく「ありがとう……」と呟いた。

タルタロスに追われていた漆黒の翼により橋を壊され、それにより今いる場所がマルクト領と聞かされ、
引き返すことも叶わず結局付いたのはエンゲーブという村だった。
今までと違って途切れ途切れに、譜業写真を見るかのような夢だったせいだろう。
(こうなるって見れてりゃ、こんなめんどうなことにはならなかったのに、なんなんだよっ!)
夢に八つ当たりしてもどうしようもないことはわかっていても、納得が行くはずもない。
しかも、泥棒と間違われ、突き出されそうになっているのだ。


あぁ、ルークが来ますね。
待ちに待った、再開の時。
いや、ルークからすれば初めての出会いになるわけですが。
柄にも無く強く、早く鼓動する胸、自然と緩む頬。
「おや、大佐。どうかしたんですか?」
「いいえ、何でもありません。」
ドアが開き、ルークが村民に蹴り飛ばされる。
「おっと、大丈夫ですか?」
倒れる前に抱き止る。
「あ…あぁ。」
(こいつ……夢で…)
視線が交じり合えば、つと目線をそらされて。
そんなつれない態度すら、愛おしく感じる。
「いけませんねぇ、何があったかは知りませんが。」
眼を細めて睨み上げれば村民は竦みあがりつつも、興奮した様子でルークを泥棒と言い張る。
やっぱり林檎を盗み食いしてしまったんですねぇ。
まぁ、そう行動してくださらないとこちらが困りますが。
仕舞いには、漆黒の翼だ、食料泥棒だと言い立てる村民をローズ夫人が諌める。
「私はマルクト帝国軍第三師団所属ジェイド・カーティス大佐です。あなたは?」
「ルーク。ルーク・フォ……」
「ルーク!」
記憶のままにティアに止められるルーク。ここまでは順調ですねぇ。
ルークの身体構造の改造影響が出ていないのが怖いくらいに。
イオン様が現れ、食料泥棒の誤解も解け、家を去るルークが振り返る。
記憶にあるのは、イオン様を見つめるルーク。
だがしかし、何故かルークは私を見つめ、眉を顰めた。
おかしいですね……まだルークには私に関する記憶は見せていないはず。
ある程度の改編のせいか…それともなにか……
不安とも取れない、感情に見舞われながらも、ローズ夫人との会話を終えタルタロスへと戻る。
明日は、ルークとの旅の始まり。


傲慢故に

貴方に私は辛い思いをさせる

私はまた貴方を傷つける

だから、それまでは貴方を護ろう。

その後は、貴方を護ろう。

時がくるまで、貴方に辛い思いはさせない 傷つけさせはしない


たとえ傲慢と言われようとも、貴方に悲しみを与えはしない。


本当はティアとナタリアも(PTメンバー全員)逆行させようかと思ったんですが、
ストーリーが屑つまらなくなる上にマッハで終わる悪寒がしたので、却下。
ストーリーの細かな台詞把握の為に(活かせてない)プレイしながら書いているんですが、
調子こいてタオラーにしたんですけどね、ケリーに首根っこ掴まれてプラプラするシーン……
痛くねぇかそれΣ(゚Д゚;三;゚д゚)!?

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プロフィール

HN:
理人
性別:
非公開
職業:
在宅でPCで何かする人。
趣味:
読書(SS含む)
自己紹介:
完結済みを一気読み(見)するのが好きなため、オワコンに嵌る率が高い。
三大欲求の頂点が睡眠欲。春夏秋冬眠。
仕事が立て込むと音信不通。仕事するか寝るかしかしなくなる。
たまに食う。

 

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