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ざわめく


魂が、ざわめく

何かが壊れるような予感

考えを放棄すれば いい

けれどこの頭は勝手に分析を開始する

とめどなく、知識の波に溺れるように

いっそはやく結論に至ってしまえばいい

そしてそのままこの波に攫われ死してしまえたら



記憶の共有は出来ない。
たとえ同じ場所に、同じ時を過ごせど視点、感情はそれぞれ異なる。
そして私が保持しているルークの記憶もまた、蓄積された記憶という名の物体を分離し、保護し、
ルークへと返還しているだけであって、
私がルークの記憶を垣間見ることが出来はしてもルークの記憶をそっくり私が見ているわけではない。
ルークへと返還した記憶はもう私の手元にはない。
以前の記憶を持つガイは、それでも以前のガイではない。
アニスも、ピオニーもまた……


人とは?感情とは、性格とは人格とは……

何故、気付いてしまったのか

何故、夢を見続けることが出来ないのか

貴方に逢いたい

ただ、逢いたいだけだというのに

こんなにも近くにいて、こんなにも遠い

ただ素直に笑うルーク

私に懐き、話に耳を傾けるルーク

少しずつ進む背中

紡ぐ物語は 貴方を幸せに導き

私を不幸へと陥れる


そう、か。
力とはこんなにも無力だったのか。
知識とはこんなにも無力だったのか。
ルークの記憶を手に入れたこの力。
そしてルークが帰ってこないことを導き出してしまう知識。
以前の記憶を持ちはしても、いや、持っているからこそ彼等は彼等では無くなってしまっている。
それはとても小さな違和感ではあるが。
何もせず、ただ流れに任せていればよかったのだろうか。
半端に手に入れた力故に、私は彼を違うものに変えてしまったのだろうか。


魂が、ざわめく

何かが壊れた音

至ってしまった 結論

けれどこの心はそれを拒絶する

とめどなく、感情の波に溺れるように

いっそはやく終わってしまえばいい

そしてそのままこの波に攫われ死してしまえたら


深遠に捉まった


今回はジェイドの独白と言うことで。
ちょっと自分の中でジェイドの心境を整理しないと続きが書けない事に気付きまして;
「歪んだ 心」のせいで物語が大変なことにヽ(゚Д゚;)ノ
こうなるはずじゃなかったのに!

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歪んだ心


あの日から、私は歪み狂った
貴方に再会した今でも
狂人のまま
自嘲する
つくづく、歪んでいると
貴方を手に入れる為に歪んだ心が、元に戻る日はくるのだろうか。


アリエッタと会うことはなかった。母の言い付けを守ったのだろう。
カイツールでアニスと合流し、今後の話を済ませる。
「そういえば一つ気になったことがあるんだが。」
話の終わりにガイが思い出したように切り出した。
「アニス、お前さん今回もスパイなのか?」
今回、との言い方が言い得て妙か。
「それは乙女のひ・み・つ☆」
「おいおい、そりゃ暗にスパイだって言ってるようなものじゃないか。」
確かにアニスはスパイを続けている。
「スパイで居てもらったほうがいいでしょう。
ある程度、前回をなぞって行動したほうがいい、との話は付いている筈です。
その為にはモースにも前回通り動いていただかないといけませんからねぇ。」
「ていうかーこうなったのがモースにスパイしろって言われてる最中でぇ。
アニスちゃんとしてはスパイなんてもうこりごりなんですけどぉー。」
「ですが導師イオンにまたお会いすることが出来た。スパイになれてよかったー、と思うべきなのでは?」
実際、こうなったからにはアニスは導師イオンを救うことに全力になるだろう。
望まぬ現実を、望むべくものに変えるために。
「ま、二重スパイとしてアニスの活躍に期待ってとこだな。」
「まっかしといて!アニスちゃん大活躍しちゃうから!」
「話の区切りがついたところで、軍港に向かいましょう。
アリエッタが軍港を襲っていなかった場合はヴァンを適当に言いくるめてコーラル城へ。
アッシュは確実にいるでしょうから。」
「ん、だな。」

ルークも早く先に進みたがっていた為、宿には泊まらずそのままカイツール軍港に向かうことになった。
ついてみればアリエッタが今だ葛藤を顔に刻みつつ目の前に現れ、前回と同様に事が進む。
コーラル城に向かう途中、無理が祟ったのだろう、イオン様が具合を悪くしそこで野宿をすることになった。
見張りをしつつルークが寝るのを待つが、一向に寝る気配が無い。
そっと傍に近寄り腰を下ろす。
「眠れませんか。」
優しく話しかけたつもりが、ルークはビクッと肩を寄せてから、寝返りを打ちこちらを向く。
「びっくりさせんなっ……。」
気配無く近寄ったつもりはなかったが、
まだ武術に長けていないルークは気配を敏感に感じ取ることが出来ないのだろう。
「すいませんね、驚かせるつもりはなかったんですが。
……それで、眠れない理由があるのでしょう?何を思い悩んでいるのか聞かせてはもらえませんか?」
小さく、唸る。
「……笑うなよ?」
話をするには行儀悪く寝転がったまま目だけを合わせてくる。
「真剣に話をしようとする人を笑うような悪癖は持ち合わせていませんから。」
やれやれとオーバーに肩を竦めて見せる。
すると、ルークは左手を空に掲げ、握ったり開いたりを繰り返す。
「……感触が…消えないんだ。」
どんな、と聞くまでもなく、人を切った感触だと推測できる。
無言で居るとルークは尚も続けた。
「やるって言ったからには、やる。
それが平和に繋がるってんなら斬る。だけど、前も言ったけど考えちゃうんだ。」
悲しげに左手を見つめてから、その手を下ろした。
「死んでいった奴にあった筈の未来とか、そいつの家族とか……ジェイド言ったよな?
全部背負って頑張ればいいって。」
「おや、そんな風に解釈されていたとは困りましたね。」
「へ?」
眉を寄せ、腕を組めばきょとんとした顔のルークが上体を起こし首を傾げる。
「私は背負え、なんて言ったつもりは微塵もありませんよ。
いいえ、むしろ貴方にそんな苦しみは一つたりとも背負ってなんか欲しくありませんね。」
きっぱりとそう言えば、さらに不思議そうな顔をされる。
「私は奪ってしまった命を胸に、今を生きている人々の未来をつくっていけばいいと、そう言った筈です。
奪った命の責任を取れなんて言っている訳ではありませんし、ましてや重責を感じて猛進されても困ります。」
「え?だってそういう意味じゃねぇの?」
そんな風に受け取られていたとは思いもしなかった。
彼が思い悩んだ結果、全ての責任を負おうとした結果を私は知っているというのに。
浅はかな発言だったか、ルークの思慮が足りないのか。
いや、思慮が足りなかったのは私か。
ルークはまだ7歳だと言うのに、言葉の意味を正しく汲み取ることが出来るはずも無い。
ふっと苦笑いを洩らすとルークは頬を膨らました。
「なんだよ、俺が馬鹿だって言いたいのかよ?」
「いいえ、自分に呆れていただけです。いいですか、ルーク?」
しっかりと顔をあわせ、目を見つめる。
返すようにルークも私の目を見つめたが直ぐに俯かれた。
「な、なんだよ。」
「貴方は今日食べたレタスの一生を背負いますか?」
途端に「はぁ?」と返された。
「だって草じゃん。」
「おや、草だって生きていますよ?それでは……昨日食べた豚の一生を背負いますか?」
「うっ……。」
レタスでは通じず、豚で通じるのもどうかと思うが、あえてそこは言及しないことにする。
「豚に至っては殺すどころか食べてしまっているんですよ?」
眉を寄せ、うぅ~んと唸る。
「貴方の命を頂いて糧にします、ありがとう。と感謝はしても、一生を背負って生きます。
とは思わないでしょう。」
「そりゃそうだけど……豚と人を同じにするか普通?」
「同じです。言葉を発するか発しないかの違いだけです。
豚だって死ぬ間際に悲鳴を上げます、死にたくないと思うでしょう。」
私達は日々命を奪うことで生きている。
「命に大きいも小さいもありません。
もしかしたらここに生えている木だって以前は人であったかもしれません。
いつか貴方が豚になる日だって…くるかもしれませんよ?」
「それ、知ってる!輪廻って言うんだろ?
ラムダスに勧められた本で読んだな。生まれ変わって、また会えるって。」
『生まれ変わって、また会える』
その言葉に、ふとあの日の事を思い出してしまった。
ルークが消えた日、雪に包まれたケテルブルク。
そう、あの時ルークが歌った歌を、私のこの想いを気付かせたあの歌を。
「そっか、そうだよな。みんな生きててみんな同じなんだよな。だから……ジェイド?」
意識せずとも俯いてしまったのだろう、顔を覗き込まれてしまった。
「どうした……?なんか苦しそうだけど……。」
今、ルークは目の前に居るのだというのに。
彼がルークのはずだというのに。
「いえ、なんでもありません。とにかく私が言いたかったのは、
奪ってしまった命を平和の糧に、感謝をしつつ前に進めばいいのだということです。」
「あぁ、わかったよ。」
頷いてルークは体を横たえる。
私は静かに「おやすみなさい」と呟き傍を離れた。


貴方を手に入れたい。もう苦しい思いはしたくない。
実際貴方は私の直ぐ傍にいるというのに。
何故、こうも苦しいのか。
胸騒ぎが収まらないのか。


ざわめく 魂


ジェイドが何か、感じてますね。
確実にルークであるはずなのにルークではないと。
私の愛したルークは儚く散っていってしまったあのルークなのだと。
至らせようと、そうさえすればいいはずだと思っていたのに、既に違和感がある。
ジェイドって完璧を求める人だから、ちょっとした相違で今のルークに拒絶を感じてしまいはじめてるのかも。
まぁ、こんな感じに書くつもり微塵もなかったんですけどねっ!
これ…ジェイルクのはずなのに……展開によっちゃ悲恋で終わっちゃいますよね。
でも大丈夫。ちゃんと考えてある。多分、きっと、おそらく。

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それが、理由。

今度こそ、貴方と正面から向き合いたい。
私の心はこんなにも、貴方だけを望んでいる。
たとえ傲慢と言われようとも、貴方を傷つけようとする全てから貴方を護りたいと思いつつ
貴方を至らせる為に貴方を傷つけることを厭わない。
傲慢で、強欲で、自分勝手で。
本当にどうしようもない男です。
けれど、貴方を愛している。
私が持っているものは、ただその想いだけ。
貴方が私の全てであるから。
それが、それだけが私がここにいる理由。


セントビナーが神託の騎士団に監視されてたけど、
丁度よくエンゲーブの馬車が来て、乗せてもらうことが出来た。
「それで、アニスとはどこで落ちあうっ!!ルークぅううう!!
突然どこからともなく現れたガイに羽交い絞めにされる。
「なっ、ガイ!どうしたんだ…っつうか、うざいから離れろ!」
地面に押し倒されてスリスリされる。うざいっていうかキメェ!!
「ルークはつれないなぁ……お前を迎えに来るためにはるばる陸路で旅してきたっていうのに……。」
力を込めて抱きしめてくる。いてぇっつうの……
「ん?お前さんちょっと縮んだか?」
「え!?」
「なんか、腰周りも細くなったような……」
うそだろ!?まだ三日しか経ってないってのに……
「感動の再会中にすみませんが、ルーク、紹介してもらえますか、そのセクハラ青年を。」
ジェイドがガイの頭を俺がミュウにやるみたいにグリグリ踏みつける。
(……旦那…青筋立ってないか…?)
「ん、あぁ。こいつガイ。」
立ち上がって服についたほこりを払う。
「おいおい、そんな紹介の仕方はないだろう。」
呆れたように言われても、それ以外の紹介の仕様がねぇじゃねぇか。
「初めまして、俺の名はガイ・セシル。ファブレ家で使用人をさせてもらっていてね。」
かっこつけて挨拶してるけど、後頭部に踏まれた後がくっきり入っててダサいことこの上ない。
イオンと、ジェイドが自己紹介をしながら握手をする。
(いてててて……、なんだ大佐、なんで怒ってるんだ?初対面のはずじゃ……まさか……?)
「初めまして、ガイ。」
(ニヤリと笑われる。マストの上でもワザとらしく行き先を教えてくれたし……
あぁ、こりゃ俺と一緒か。じゃあもしかしてティアも?)
「初めまし……。」
握手を求めるティアに、怯えたようにあとずさるガイ。
「あー、ティア。そいつ女嫌いだから。」
一歩、二歩、三歩。
「ひぃぃ……。」
こいつ、ほんとこういう時ダセェよな。
「わかったわ、貴方には必要以上に近づかないようにする。」
「すまない……。」
(どうやらティアは違うらしいな。)
「さぁ!話がまとまったところで先へ進みましょうか。」
(相変わらず食えないおっさんだよ。)
「あー!ちょっと待ってくれ、ガイ!ちょっとこっちこっち。」
俺はガイを引っ張って皆から離れる。
「なんだなんだ?皆には離せないような話か?あぁ、俺に会えなくて寂しかったのか?」
「ちっげーよ。そうじゃなくて薬だよ薬。持って来てくれたんだろ?」
三日飲まなくてガイが気付くくらいなら、あと五日もしたら完全に体がかわってきちまう。
「あー……すまん。あの時は焦っててな。忘れてきた。」
(実は可愛いルーク見たさにわざと持ってこなかった。すまんルーク。)
「えー!?どーすんだよ!」
「まぁ、ほら、いいじゃないか。中性的なお前さんもなかなか可愛いし。」
「ばっかじゃねーの?」
「いやいや、別に今のルークが可愛くないわけじゃないぞ?今のお前だって十分……」
ペラペラ喋りだすガイを無視して、皆の所に戻る。ほんとこいつって昔からこんな感じで……
しかし、どーっすっかなぁ……途中で手に入れられるような薬じゃないし。
とにかく早く帰るしかないか……。


アニスとの合流地点はカイツール。
向かうにはフーブラス川を越える必要がある。
やはり彼女は来るのでしょうかねぇ。
ルークが川を目の前にして目をキラキラと輝かせる。
違う、あなたはここで靴が濡れるのを嫌がるはず。
ガイの影響か?記憶を宿して戻ってきたガイが、何かしらの影響を与えたのだろうか……。
「さて、行くとしますか。」
ガイの呼びかけに、川を嬉しそうに凝視していたルークが眉をひそめる。
「えー、靴濡れんじゃん。」
言葉に違いはあるが、以前と変わらぬ会話が始まる。
違う、そうか。違っていたのは私だ。
あの時の私は、彼に心を砕いていなかった。
ただ、便利だから利用したに過ぎない。
だから、気付けなかった。
はじめて見る世界に、彼の心はどれほどの喜びを覚えたのだろう。
私達との旅の中で、皆に気付かれないように彼は食い入るようにこの世界を見つめたのか。
いま、そんな彼の心に気付けたことをとても喜ばしく思う。
「ルーク、そういう時は靴を脱げばいいんですよ。ついでに水遊びなんていうのもいいかもしれません。」
少し私が気配を表に出せば魔物は寄ってはこないだろう。
「そうか、ルークは川初めてだもんな。水遊びは楽しいぞ。」
ルークはかったりーと言いながら手を頭上で組む。
言葉とは裏腹に、顔は全力で遊びたい、と主張してる。
その様子に、ガイと目を合わせ互いに苦笑いした。
「ミュウはよく川で遊んだですの!ご主人様と一緒に遊びたいですの!」
飛び跳ねるミュウに、川で遊ぶその姿を想像したであろうティアが何故か頷いている。
「僕も、川で遊びはしたことがありません。少し休憩しつつ遊ぶのもいいかもしれませんね。」
その一言で、まるで説得されてしかたなく折れたかのようにルークが靴を脱ぎ始める。
「あぁ、ルーク。川の中には鋭利な石があるかもしれません。怪我しても…」
「わーってるよ、別に文句なんていわねーって。」
無邪気に川遊びが始まる。

盛大に水をかけられたせいで、水が喉に入ったのだろう、ミュウが苦しそうにむせている。
それを見ていたティアが猛烈な勢いで抗議をしていたが、
そんなティアに恐れもせず水をかけ、ケラケラと笑っている。
そして怒ったティアに思いっきり逆襲を食らう。
岩場に腰かけ、そんなルーク達の様子を見ながら楽しそうに足で水を蹴る導師イオン。
二歳と七歳。これが本来歳相応の遊びなのだろう。
限られた世界で生き、宿命を背負う彼らが少しでも幸せを感じることが出来たら。
そう思うようになった自分に少しの驚きと喜びが湧く。
「私も変わりましたねぇ……。」
「そりゃ、変わりもするんじゃないですか。」
共に様子を見ていたガイが探るように話しかけてきた。
「会ったばかり人間に対して言う言葉ではありませんね。やはり気付きましたか。」
「まぁな。行き先、教えてくれただろ旦那。まぁ、知ってたんだが。」
「そのようですね。あの時の貴方はとっってもダサかったですねぇ。華麗に参上しそこねて。」
思い出したのだろう、ガイは頭を抱えて唸った。
「あー……。ま、まぁそんなことはどうでもいいさ。それより旦那、一つおかしいと思ったことがあるんだが。」
「何ですか?」
「タルタロスに乗ってた連中さ。目が死んでた…いや、生きてるように感じなかったんだが……。」
「あぁ、あれは私が作り出した幻影ですよ。タルタロスが占拠されることは知っていましたから。」
(さらっと怖いことを言う……。)
「普通の人間が出来ることじゃないだろう。もしかして俺がこうなったのもあんたの仕業か?」
(大佐が去った後、オールドラントの音素が在り得ない速さで消失した。そりゃあもう大混乱だったんだ。
その全ての原因は大佐じゃないか、そう陛下と話をしていた。第七音素の完全消失。
その直前に起きたルークの記憶喪失。その全てが大佐の仕業とすれば、
俺のこの状態も説明がつくような気がする。)

「私のせい、なんですかねぇ。私にもよくわかっていないんですよ。少し話が長くなりますが構いませんか?」
ガイが頷く。
「ルークの遺言であったレプリカ研究を再開しました。
まぁ、その為にディストを連れて行ったので犯罪者になってしまいましたが。」
「あぁ、知ってる。」
「研究を進めるうちに、ある理論に到達しました。
難しい話ですので省きますが、その為に大量の音素が必要になりましてね。」
彼に真相を教える気は毛頭無い。それを知れば彼は敵になるだろう。
全てがルークの為である事を、全てがルークを手に入れる為である事を知れば。
恋敵という名の敵に。
「やっぱり旦那の仕業だったか。」
「えぇ。その代わり譜業技術に成り代わるものが発達を見せるでしょうし、問題はないかと思いまして。」
「まぁ、確かに譜業に似た機械って技術が出来たけどな。これが凄いもんで熱の力を使ってじょ」
「その話は追々…聞きませんが、今は話を続けても?」
話が大きくずれそうだったので話を遮った。
「聞かないのかよ!あー、まぁ…すまない。続けてくれ。」
「えぇ。音素集結装置が暴走を起こし、その音素爆破に巻き込まれて死んでしまいました。
その時、集めた音素をどういう訳か体が吸収してしまったようです。」
大筋は変えずに、それでも真相は変えないように話をする。
「……大佐のその在り得ない強さはそのせいか……。」
「得したんでしょうかねぇ?まぁ、死に逝く最中にローレライが現れてこう言いました。
『我が分身であり、我が子であるルークが忍びない』と。
そして今の私の力があればルークを救えるかもしれないとね。」
「その為に時間を遡ったってことか!?」
驚きに声を上げたガイを諌め、今だ飽きずに水遊びを続けるルーク達を見る。
「まぁ、それが事の顛末です。
貴方方が戻ってきたのは多分ローレライが役に立つと思ったからではないですか?」
「あなた方って、つまり俺と旦那以外にもそういう奴がいるってことだよな?」
「えぇ。陛下と、アニスが。てっきりティアやナタリア辺りもそうなるかと思いましたが……ナタリアの様子は?」
「変わった様子は無かったな……。ナタリアのことだ、そんな状況になったら騒ぎ立てるだろうし。」
「まぁ、そうでしょうね。」

「それで、この後どうするんだ?」
「そうですねぇ……しばらくは前回起こった通りに進めていったほうがいいかと。
アニスとも話をしましたが、ローレライを解放することは必要です。
開放しつつ、ルークを救う手立てを考えるというところですかねぇ。
まぁ、この話はアニスとの合流を果してからにしましょう。」
ガイが頷いたところで遊びつかれたルーク達が戻ってきた。


本当は救う手立ては考えてある

いや、既に救うことは出来る

けれど私はそれをしない


歪んだ心 貴方を真に手に入れる為だけに


ごっそり書き直してしまいました(汗
しかし、駄文に拍車がかかっている……
なんだろう、最近萌えが足りない気がする……
カン×ザク(超マイナーカプ)と金×日に萌え萌えしてたせいかっ!

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貴方を至らせる為に 2

非常ハッチが開いた瞬間、ミュウの炎をお見舞いする。
階段を転げ落ちた兵士に邪魔され、銃口を定められないでいた女にジェイドが槍で銃を弾き飛ばす。
その鮮やかな捌きに見とれていたら後ろから電撃を食らった。
「アリエッタ!導師は?」
「大丈夫……。でも……。」
銃口を向けられて、身動きが取れない。
くっそ、どうすりゃいいんだよ!
その時だった。タルタロスの装甲が大きな爪で破られ、ライガ・クイーンが飛び出し、女を踏みつけにする。
「くっ……どういうことだ、アリエッタ!」
「マ…ママ!?」
ライガ・クイーンが一啼きする。
その隙にティアがイオンを連れて避難し、ジェイドがアリエッタって奴を捕らえた。
「さ、おとなしくタルタロスの中へ入っていただきましょう。」
ライガ・クイーンは踏みつけにしていた足をどける。
女が諦めたようにタルタロスへと入っていった。
「貴方もです。魔物を連れて中へ。」
「イオンさま……ママ……あの…あのっ……」
「ギャオォオオン!」
「言うことを聞いてください、アリエッタ。」
アリエッタが悲しそうに階段を登っていき、ハッチが閉まった。

「なぁママってどういうことだ?」
さっきは聞けない状況だったけど正直気になって仕方なかったんだよな。
「さぁ?ライガ・クイーンに聞いてはどうです?」
「あー、まぁそうなんだけど。こいつの通訳うぜぇんだもん。」
語尾にですのー、ですのー。ってなんかむかつくんだよな。
まぁそれでも仕方ないからミュウに通訳をさせると、とんでもない話だった。
アリエッタって奴は小さい頃にライガ・クイーンが拾ったらしい。
その時ライガ・クイーンは生まれたばかりの子供を亡くしたばかりで、育てる気になったって話だ。
そんで、それがあのアリエッタなんだと。
昔ラムダスに勧められて「猛獣に育てられた少女」とか言う本を読んだことあるけど、
まさか本当にそんな状況で育った奴がいるなんて思いもしなかった。
あの時ライガ・クイーンを倒したら、アリエッタの親を殺すことになってたんだ……。
よかった、本当に良かったと思う。
ただでさえ生みの親が居ないのに、育ての親まで亡くしたなんて悲しすぎるもんな。
「なぁ、お前はこれからどうするんだ?」
ミュウの通訳を介して会話をする。
「ライガ・クイーンさんは子供を連れて住める場所を探すそうですの!」
ブタザルなんかよりよっぽど役に立つんだけど、しょうがねぇよな。
生まれたばかりの仔ライガは既に立って原っぱを走り回ってる。
「あのさ、勝手なお願いだってのはわかってんだけどさ……。」
俺が言い淀むとライガ・クイーンが鳴いた。
「人の居ない場所を探すそうですの!
ご主人様に助けられたから、自分と子供は二度と人を食べないそうですの!」
「そっか。ありがとうな、ライガ・クイーン!」
ライガ・クイーンが俺に擦り寄る。
毛がふわふわしてて気持ちいい。
「あぁ、別れの前に、アリエッタにもう私達を襲わないように言ってもらえませんか?」
「もう言ったそうですの!」
あぁ、さっき啼いてたのがそれか?
「でも、従ってくれるかはわからないそうですの!申し訳ないだそうですの!」
「まぁ、アリエッタには立場がありますからね。致し方ないでしょう。
その言葉が抑止力にはなってくれると思いますから、それだけで十分です。」
ライガ・クイーンが鳴くと仔ライガがそばへ走り寄ってきた。
「もう、行くのか?」
肯定するように、頬を一舐めしてから離れ、去っていく。
「ありがとうなー!!」

「いやぁ、しかし、意図せず可哀相なことをしてしまいました。」
走り去るライガ・クイーンと仔供の背中を見守っていると、ジェイドがぽつりと呟いた。
「ん?何がだ?」
タルタロスのマストを見上げるジェイド。
「いえ、なんでも。」
「それで、これからどうしますか大佐?」
昇降機を上げて戻ってきたティアは何故か浮かない顔をしている。
そういやあの銃を持った女のこと教官とか言ってたな……知り合いなんだろうか。
「そうですね。イオン様、アニスはどうしました?」
「それが、奪われた親書を取り戻そうとして魔物に船から落とされてしまって……。
ただ、遺体が見つからないとの話でしたので、無事でいてくれると。」
「まぁ、大丈夫でしょう。アニスですから。」
「そうですね、アニスですから。」
何が大丈夫なのかはわからないけど、確かにアニスなら大丈夫な気がするから不思議だよなぁ。
「それでは、セントビナーへ向かいましょう。アニスとの合流先です。」
「うぉ!声でけぇよ!」
「あぁ、すみません。」
本当にわけのわからねぇ奴だな、ジェイドって。

「そういえば、中にいる奴ら大丈夫かな……。」
確かタルタロスには百十数名乗ってるって言ってたよな……
「生き残りがいるとは思えません。証人を残しては、ローレライ教団とマルクトの間で紛争になりますから。」
「百人以上が…殺されたってことか……」
「行きましょう。私達が捕まったらもっとたくさんの人が戦争で亡くなるんだから……」
ティアの言葉に頷いて、俺たちはセントビナーを目指しタルタロスを後にした。

歩き始めて直ぐ、捕まった時にダアト式譜術を使ったらしいイオンが体調を崩して座り込んだ。
それで休むことになったんだけど、その時神託の騎士が襲ってきて……
斬った……。
仕方がないって皆が言う。
だけど、仕方がないって、そんな言葉で本当は片付けちゃいけないことだと思うんだ……
「どうしました、思いつめた顔をして。」
答えを求めたわけじゃないけど、ジェイドなら、何か……
「ジェイドは……どうして軍人になったんだ?」
「……人を殺すのが怖いですか?」
答えることが出来ずに俯いて。
「貴方の反応はまぁ、当然だと思いますよ。軍人なんて仕事はなるべくない方がいいんでしょうねぇ。」
世界が平和だったら、戦争なんて起こらない。人が人を殺すなんて、酷いこと皆がしなくて済むのに……。
「俺はどうしたらいいんだろう……」
俺が殺した奴らにだって、タルタロスに乗ってた兵士達にだって、家族とか、未来とかいっぱいあったのに……
「手にかけた者をおもうことが出来るのはいいことです。言ったでしょう?」
「あぁ。」
ジェイドはあの時言った。その感情は大切だって、忘れちゃいけないって。
「私は貴方を護ると言いました。けれど、貴方は戦うと言った。」
「……あぁ。」
「貴方はもう自分で答えを出しているんですよ。」
ジェイドが、優しく微笑んでいる。
「俺が、答えを……?」
「えぇ、そうです。ルーク、貴方には出来ることが沢山ある。
奪ってしまった命を胸に、貴方は今を生きている人々の未来をつくっていけばいい。」
「そうか……俺が出来ること。俺がやるべきこと。」
戦争の、回避。
「ですが、ルーク?自分の命も大切になさい。」
「あはは、それもあの時言われたな。」
多分それは、俺が和平に必要だからとかじゃなくて、純粋にそう言ってくれたんだと思う。
「えぇ。貴方に何があろうと、私が全力で護って差し上げますよ。」
そう言うジェイドの眼は、何かを思い出すような、優しくて寂しい眼をしてた。
「なぁ……なんであんたこんなに俺によくしてくれんだ?」
嫌味ったらしいと思ってたのに、所々で優しくて。
「それは……貴方に死なれては和平が成り立ちませんからねぇ。」
ちぇ、やっぱりそれなのかよ!
「あーあ、聞いて損した!もう寝る!」
「えぇ、お休みなさい。」


まだ野宿に慣れていないせいで、眠りづらいのだろう。何度も寝返りを打つルークにそれでも往く先の夢を。

「つくづく、私は酷い男ですね……。」

それでも、私の欲するルークに至らせる為に。

「傲慢で、強欲で。どうしようもない男ですが、それでも貴方を護りますよ。」

深く夢に落ち始めたルークの瞳にキスを降らせて。

「貴方を愛していますから。」




それが、理由。



なっがいよね!なっがいよね!自覚はしてる。入れなくていいような話まで入れてる自覚はしてる。
でも、どうせ逆行書くなら、納得のいくように、自分が楽しめるように書きたいからっ!!(でも駄文
ガイには可哀相なことをしました(爆笑)。
最初は普通に登場予定だったのですが、ライガ・クイーンが着いて来るように書いてしまったせいで、
こうなりました。
だって着いて来たからには活躍させたかったんだ!
うん、ごめんナイスガイ(爆笑)。

拍手

貴方を至らせる為に 1

私は貴方を苦しめる。
悩ませる。
それは全て、真に貴方を欲する故。
貴方を至らせ、今度こそ手に入れる為。
さらさらと融け逝く貴方を……私は二度と見たくはないのです。


タルタロスの中で、説明を受けて。
今はアニスに案内されて艦内を見て回ってる。
でも結局、国家機密だーとか言ってみれねぇ場所の方が多いんだから意味なくねぇか。
途中でイオンと話をした。
イオンが俺といると懐かしい感じがするって。
実を言うと俺もそうなんだ。
何なんだろうな、夢で見てたからとかじゃなくて。
同じ感じ。ほんとに、懐かしいって言い方がぴったりくるような感じ。
すぐ向かい側にいたジェイドを無視しようとしたんだけど、話しかけられた。
「おやー、三方に花ですねぇ。」
ティアが照れたように俯く。アニスなんて体を左右に振ってきゃわ~んとか言ってる。
「大佐!ミュウは男ですの!」
「はい、ですから三方に花と言ったんですよ、ミュウ。」
「は?ちょっと待て、それはあれか?俺を花に数えてんのかおっさん?」
胡散臭い笑みで頷くジェイド。ばっかじゃねーのこいつ!?
「俺のどこが花なんだっつーの!どっからどう見ても男だろうが!」
「えぇ、そうですが。」
そうですが。じゃぬぇ!!
まだ薬を飲まなくなって二日しか経ってない。
変化だって無いはずだ。
「男女問わず、綺麗な者は花と形容されると思いますよ。」
こいつ……ガイ並みのタラシじゃねぇか。
「でしたら四方に花ですの!ジェイドさんも綺麗ですの!」
「おやー、ありがとうございます、ミュウ。」
跳び回るブタザルをグリグリ踏みつける。横でティアが非難の目で見てるけど関係ねぇ。
仕舞いには話が聞こえていたらしいイオンが近づいてきて
「確かにルークは美人ですね。」とか言いやがるし!
「だー!!部屋に戻る!」
俺は皆を残して走りだした。
「待ってくださいですのぉ~!!」
「うっせぇブタザル!!」

(あー……あー……)
部屋に戻って、兵士にジェイドを呼ぶように言った。
どうせキムラスカでも軟禁されてたんだ。迷いながら二人で進むよりは楽だし、戦争は俺だって止めたい。
無駄に血が流される必要なんてない。俺でも役に立つなら、喜んで協力する。
だけど、話の中でのジェイドの態度がムカついて、
態度で示せって言ったらあいつ俺の手の甲にキスまでして頭下げやがって……
だから女じゃぬぇっつうの!!!
何なんだよあいつ。わけがわからねぇ。
「おっと!この坊主の首とばされたくなかったら動くなよ。」
はっ!そうだ、こんなこと考えてる場合じゃねぇ。
首筋ぎりぎりに当てられた鎌の刃。
緊迫した空気が流れてるっつうのに俺は……

ラルゴとか言われた奴が四角い小さな箱を投げる。
ジェイドの頭上で止まったその箱からでた青い光がジェイドを包む。
ティアも焦ってるし、ぼーっと見ていていいもんじゃないんだろうけど、
ジェイドは突っ立ってその箱を見上げている。
「導師の譜術を封じる為に持ってきたが、こんなところで使う羽目にはるとはな。」
「あぁ、そういえば封印術は国家予算の1/10は掛かるものでしたねぇ。
それを使っていただけるとは光栄ですが。」
たけぇー!!俺はへたり込みながらジェイドの様子を見てるしか出来ない。
「ですが残念なことに、もう解除してしまいましたが?」
「なっ!?」
驚愕するラルゴに、ジェイドはどこからともなく槍を出して突き刺した。
「アニス!イオン様を!」
ジェイドたちが何を喋ってるのか、聞こえてこない。
ただ、目の前に広がる槍と突き刺された体と、流れ落ちる血と……
「……さ、刺した……」
ラルゴが崩れ落ちる。
ティアたちの話は聞こえてたけれど、俺は動けないでいた。
「行きましょうルーク。……ルーク!」
「あ…あぁ……。」
倒れたままのラルゴ……

「なぁ…さっきのラルゴとかいうやつ…死んじまったのかな……。」
移動するなかで、ジェイドに話しかける。
「そのつもりで攻撃しましたがねぇ。生きているとなると、少々厄介ですよ。」
あの衝撃が収まらない。
「……何も、殺すことなかったんじゃねぇか?」
「おやおや、あちらは殺してもよく、こちらは殺してはいけないとなると、道理が通りませんねぇ。」
確かに、そうかもしれないけど……
「けどよぉ……」
見上げれば、ジェイドが真剣な目で俺を見ていた。
「貴方の気持ちはわかります。ですがここが戦場というのも事実です。」
「…………。」
頭を優しく撫でられる。
「辛いかもしれませんが、身を守る為には仕方のないことなのですよ。貴方も実感する時が来ます。」
最後の言葉が、なんだか辛そうに聞こえた。
俺も……あんな風に人を…人を殺す時が……?
離れていくジェイドが「すいません……」と呟いた。

その時は、直ぐだった。
ジェイドとティアが居なくなって、俺とミュウで見張りをしていて……
騒いでた拍子に起きちまった兵士と……
その後のことはあまり覚えてない。
ヘンなやつらに襲われて、気絶して……
体が、震える。
あいつ、本気だった。
殺らなきゃ、殺られてた……
「ルーク……」
「俺が刺した…俺が…殺した……」
手に残る感触。
「ここは戦場よ。世界では、戦えるものは子供ですら剣を取っているわ。」
ティアが何か言ってる。
「ルーク、ルーク。こちらを見なさい。」
ジェイドに両肩を掴まれて。
「命は大切です。だからこそ、貴方は今、悔い、そして恐怖している。
その感情は大切です。忘れてはいけない。けれど、貴方の命も大切なものです。
戦場は、生きるか死ぬかです。戦いたくないのなら、戦わなくていい。
貴方は私が全力で護り抜きます。ですから……」
見つめるジェイドの眼が優しかったから、悲しそうだったから。
「戦う……俺も戦える。」
「ルーク……」
「戦える奴が戦わないで、戦わないでいい奴が戦うなんて、そんなのねぇだろ?」
ガイに聞かされたことがある。ホド戦争で、10歳にもならない子供が剣を持って戦ったって。
そうやって、いっぱいの命が失われたんだって。
「それでは……行きましょうか。」
ジェイドが何かを投げて、柵を壊す。
「死霊使いの名において命じる。作戦名『骸狩り』始動せよ!」


まぁ、本編まんまな性格のルークではない設定です。
ガイが少しはいい子に教育しただろう。きっと。たぶん。おそらく。

もちろんリゾートキングで進めていたんですが(ォィ)
ルークにジェイドが膝をついてお願いするシーンにてうっすら、
ボクサーパンツ的な形をした黒い海パンを確認して狂喜乱舞していたんですが(変態)
その後、アッシュに襲われるシーンで、ルークとティアが倒れてジェイドが跳んで避けるところで、
モロ見えました。
Σ緑のブリーフタイプ!?Σ(゚Д゚;三;゚д゚)!?もkk(ry!?
はい、ものすごい衝撃でした。

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プロフィール

HN:
理人
性別:
非公開
職業:
在宅でPCで何かする人。
趣味:
読書(SS含む)
自己紹介:
完結済みを一気読み(見)するのが好きなため、オワコンに嵌る率が高い。
三大欲求の頂点が睡眠欲。春夏秋冬眠。
仕事が立て込むと音信不通。仕事するか寝るかしかしなくなる。
たまに食う。

 

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